自宅の書斎作りに悩んでいませんか?
仕事における環境は毎日のパフォーマンスに大きな影響を与えるため、とても重要です。しかし実際は、ありもののデスクや椅子を使い、日々不満を抱えながら仕事をしている人は多いのではないでしょうか。
この記事では、理想の書斎を追求し、悩んだ末に作り上げた自宅の快適テレワーク環境の実例と、それを構成するおすすめアイテムを紹介します。私は自宅で毎日10時間以上デスクワークをしていますが、とても快適で何の不満もありません!この記事を最後まで読んでいただければ、理想の書斎作りの参考になる情報が必ず見つかります!
快適な書斎が手に入れば仕事の効率が上がり、プライベートの時間を長く確保できるので、家族の笑顔を見ることもできますよ!
自宅の仕事環境に不満がある方は、この記事の内容を参考にして、少しずつでも改善していきましょう!
必要なアイテムは全てこの記事から購入できるので、是非参考にしてください!
テレワークについて
ここでは、テレワークについて解説します。
テレワークとは
テレワークとは、『情報通信技術(ICT=Information and Communication Technology』を活用した、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方のことです。Tele(離れて)とWork(仕事)を組み合わせた造語であり、簡単に言うと、これまで拠点であったオフィスから離れた場所で仕事をすることです。
テレワークは、人同士の接触を減らすことが出来るため、2020年の新型コロナウィルスのパンデミック以降、急速に普及しました。コストの削減、人材の確保、時間の有効活用などの観点で多くのメリットが認められたテレワークは、今後も多くの企業の働き方の主流となるでしょう。
テレワークには自宅で働く『在宅勤務』、本拠地以外の施設で働く『サテライトオフィス勤務』、移動中や出先で働く『モバイル勤務』があります。
自宅におけるテレワーク環境のガイドライン
2021年3月に厚生労働省が『テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン』を出していて、自宅等でテレワークを行う際の作業環境整備のポイントをまとめています。概要は以下の通りです。
作業環境整備のポイント | |
部屋 | ・十分な空間を確保すること ・転倒しないように整理整頓されていること |
窓 | ・空気の入れ替えができること ・ディスプレイに太陽光が入らないようにすること |
室温 湿度 | ・作業に適した温度、湿度になるよう調整すること <目安> 室 温:18℃ ~ 28℃ 相対湿度:40% ~ 70% |
照明 | ・十分な明るさにすること |
机 | ・デスク上に十分な広さがあること ・脚が窮屈でないこと ・体型に合った高さ、または調整可能であること |
椅子 | ・安定していて、簡単に移動できること ・座面の高さを調整できること ・傾きを調整できる背もたれがあること ・肘掛けがあること |
PC | ・輝度やコントラストが調整できること ・キーボードとディスプレイは分離して 位置調整できること ・操作しやすいマウスを使うこと |
このポイントに沿って、現在の自宅の仕事環境をチェックすると、改善点が見えてきます。
自宅のテレワーク環境で最低限必要なもの
ここでは、自宅のテレワーク環境で最低限必要なものを紹介します。
1. インターネット環境(光回線)
テレワークではWeb会議をする機会も多く、映像の伝送に大容量のデータ通信が必要です。携帯電話を使ったテザリング等でも通信は出来ますが、不安定になることがあるのであまりおすすめできません。高速かつ定額で、大容量データ通信が可能な光回線を自宅に整備しましょう。
2. パソコン
基本的には、会社側でテレワーク用のパソコンを準備することが多いのではないでしょうか。もし自分で用意する必要がある場合は、十分なスペックのパソコンを選びましょう。
個人的なおすすめはマイクロソフトのLaptop 4です。Laptop 5が登場したため価格が下がっていることに加え、十分なスペック(メモリは16GBを推奨)があり、軽量で持ち運びがしやすく、見た目もおしゃれなイチオシのノートPCです!
3. Web会議に必要な機器
Web会議をするために必要な機器を用意しましょう。音声と映像のやりとりがあるため、カメラ、マイク、スピーカーの機能が必要です。Web会議にスマホを使えるのであれば、基本的に全ての機能を網羅できます。音声を周りに聞かれたくないなどの事情がある場合は、必要に応じてヘッドホン(ヘッドセット)を用意しましょう。
理想の書斎|快適テレワーク環境に必要なもの
ここでは、理想の書斎を追求し、実際に我が家に整備した快適なテレワーク環境を紹介します。使えるスペースは1畳以下の横幅1m、奥行き1.2mのみだったので、ここにすべておさめました。最終的な書斎のイメージは以下です。
以降では、このテレワーク環境を構成するおすすめのアイテムを紹介していきます。
1. ワークデスク+収納棚
デスクを置くスペースがないという理由でダイニングテーブルなどで仕事をしている人は多いですが、テレワーク環境にデスクは『絶対に』あった方が良いです!自宅に空きスペースを作り、デスクを設置しましょう。デスクを選ぶ際のポイントは以下の3点です。
- デスク上に十分なスペースがあること
- 脚が窮屈でないこと
- 高さが自分の体型に合っているか(または可変であるか)
詳細は以下の記事を参照ください。
理想のオフィスデスクを探す!選び方のポイントとおすすめデスクを解説!はこちら
もし自宅に十分なスペースがあるなら、『昇降デスク』をおすすめします!昇降デスクとは、天板の高さを調節できる机のことで、普段は天板を低くして座って作業をし、必要に応じて天板の高さを上げ、立って作業をすることができます。昇降デスクのメリットは以下の通りです。
- 体調や気分に合わせて、自分にピッタリの高さに調整できる!
- 立って仕事ができるので、心も体もリフレッシュできる!
- 配線などで机下にもぐりたい時、とても楽!
- 使わない時は小さい子供が手の届かない高さに調整できる!
我が家では、2022年にコクヨが発売した、電動昇降デスクのエントリーモデル『STANDSIT-W(スタンジットダブル)』を購入しました!
昇降がスムーズでとても使いやすく、他の製品よりもコンパクトなので、スペースが狭い場合におすすめです!国内生産でサポートも充実しているので、安心して購入できますよ!
普通のデスクと比べると少し高額ですが、毎日の仕事やプライベートで使うことを考えれば、そこまで高い買い物ではないのではないでしょうか。ご自身の健康にも関わることなので、デスクはこだわって選びましょう。
昇降デスクのデメリットは、デスク自体に収納が無いことですが、別途棚を用意すれば問題ありません。壁に穴を開けず、可動棚を浮かせて設置できる方法を、以下の記事で紹介しています。
穴開けないおしゃれ可動棚の作り方|賃貸OKの簡単DIYがおすすめ!はこちら
プリンタやWifiルータ、パソコン周辺機器や書類などを、浮かせた収納棚に載せることができるので、とても便利でおすすめです!
2. ワーキングチェア
テレワーク環境において、椅子(ワーキングチェア)はデスク以上に重要なアイテムです!椅子を選ぶ際のポイントは以下の4点です。
- 安定していて、簡単に移動できること
- 座面の高さを調整できること
- 傾きを調整できる背もたれがあること
- 肘掛けがあること
詳細は以下の記事を参照ください。
理想のオフィスチェアを探す!選び方のポイントとおすすめチェアを解説!はこちら
理想のオフィスチェアを探す!首都圏で試座できるおすすめ店舗14選!はこちら
私の場合は長時間座りっぱなしになることが多いので、何よりも座り心地が自分に合うものを重視しました。座面がウレタンでクッション性があり、背面がメッシュで通気性が良く、前傾姿勢もとれるオカムラのシルフィーを購入しました。
見た目を重視するのであれば、Herman Miller(ハーマンミラー)のセイルチェアがおすすめです!!おしゃれなお店によく置いてあるのを見かけますが、この椅子、めちゃくちゃかっこ良いですよね!!機能性も抜群なので、本当に良い椅子だと思います!!
私は最後までこの2つで悩み、実際に店舗で何度も繰り返し交互に座り続け、最終的には自分の座り心地を重視して、オカムラのシルフィーに決めました。どちらもとても素晴らしい椅子なので、買って後悔はしないと思います!!
3. サブモニター
小さいノートPCの画面1つで作業する時と比べると、複数モニターを同時に使用すれば、業務効率が飛躍的に向上します。片方の画面で資料を確認しながら、もう1つの画面で資料を作成するという風に使い分けることができますし、大画面で表示すると、見やすさは全然違います!!
因みにモニターサイズは大きければ良い訳ではなく、モニターと目の距離によって適切な大きさがあります。我が家では、モニターと目との距離は60cm程度なので、モニターサイズは23.8インチにしました。毎日長時間利用する場合は、目の負担の少ない非光沢(ノングレア)がおすすめです。我が家では最終的に、見た目も考慮した上で、DELLのディスプレイを購入しました。
4. モニタースタンド
モニターの位置調整と、デスク上のスペースの有効活用のため、モニタースタンドを使うことをおすすめします。モニターアームは可動域を考えると邪魔になりますし、操作性が悪いものも多く、値段も高いので、あまりおすすめしません。
我が家では、ヤマソロのモニタースタンドを購入しました。
幅は60cmで広く、耐荷重10kgなので、大き目のモニターでも余裕で置くことができます。天板の下にマウス・キーボード・ノートパソコン等を収納できるので、整理もしやすいです。高さが2段階調整可能なので、モニターの高さを好みに合わせることができます。見た目は高級感がありおしゃれで、手ごろな価格で入手できるので、おすすめの逸品です!
5. デスクスタンドライト
デスクを置く場合、通常は壁に向かって作業をするため、天井のライトを背面から受けます。そのため、天井のライトだけではデスク上に光が十分届かず、目が疲れる原因になります。デスクスタンドライトを設置すれば、デスク上を広範囲に照らすことができます!パソコンやディスプレイは光を発するので不要と思っている方も多いですが、デスクライト有無の違いはかなり大きいので、是非一度試してください!
我が家では、山田照明のクランプ式のLEDデスクライト、『Z-Light』を購入しました。アーム式で位置調整が柔軟にでき、デスク上の場所はほとんど取りません。アームの可動域が広くて動きがスムーズで、ボタン一つで明るさの調整が簡単にできるので、とても使いやすいです。見た目もおしゃれなので、デスクスタンドライトをお探しの方にはおすすめの逸品です!
6. ケーブルトレイ
デスク上にケーブルが散乱していると、作業をする上で邪魔になり、生産性悪化の原因となります。デスク周辺には以下のような様々な機器を置くため、ケーブル数は10本を超えることもあります。
- モバイル電子機器(ノートパソコン、スマホ、タブレット)
- デスク環境(電動式昇降デスク、サブモニター、デスクスタンドライト)
- 周辺機器(Wifiルータ、スピーカー等)
ケーブルをまとめてデスク周りを整理するため、ケーブルトレイの設置をおすすめします。我が家ではGarageのワイヤーケーブルトレーを購入しました。
幅63.7cmと聞くと、大き過ぎるのではと思うかもしれません。しかし、10個口の電源タップやアダプター等を載せているので、結果的にちょうど良いサイズ感でした。
因みに電源タップは、昇降デスクの高さ調整に耐えられるように、ケーブル長さに少し余裕があった方が良いです。我が家では、サンワサプライの10個口の電源タップ(長さ3m)にしました。
7. ケーブルホルダー
デスク周辺でスマホやタブレットの充電ケーブルを使う機会は非常に多いですが、ケーブルがごちゃごちゃするのは嫌ですよね。ケーブルホルダーを使えば、デスク上でケーブルを纏めて固定できるので、落下も防げ、快適にケーブルを使うことができますよ!我が家では、Ankerのマグネット式ケーブルホルダーを購入しました。コンパクトで使いやすいので、おすすめです!
8. ワイヤレスヘッドホン
Web会議をする際、会議の声を聞かれるのを防ぐために、ワイヤレスヘッドホンを使うと良いでしょう。特に、周囲の雑音をかき消してくれる、ノイズキャンセリング機能が付いているものは、とても便利です。1日に何回も会議がある場合は、長時間付けても楽なヘッドホンを選びましょう。
我が家では、ソニーのノイズキャンセリング機能付きワイヤレスヘッドホンを購入しました。デザイン性が高く、音質も良いので、仕事でもプライベートでも活躍できる、おすすめの逸品です!ノイズキャンセル機能が非常に優秀なので、小さい子供の泣き声も殆どかき消してくれますよ!
9. Wifiルーター
ノートPC・スマホ・タブレット等のモバイル電子機器を無線LAN経由でインターネットに接続するため、Wifiルーターを用意しましょう。テレビや電子レンジ等の家電もWifiに接続する可能性があるので、複数端末が接続しても安定した通信ができる、十分なスペックのWifiルーターを選ぶことをおすすめします。
我が家では、NECのWX3600HPを購入しました。最新規格Wi-Fi6対応で、最大2402Mbpsの高速通信を実現していることに加え、5GHz帯と2.4GHz帯ともに4ストリームあるので、家族が使用していても安定した通信を実現できます!戸建てなら3階建て、マンションなら4LDKまでは対応でき、最大接続台数36台なので、一般の家庭向けには十分なスペックと言えるでしょう!
通信を安定させるためには、Wifiルーターは出来るだけ高い位置に設置しましょう。また、プライベートでの利用が、仕事に影響を与えないために、仕事用とプライベート用で周波数を分けて設定することをおすすめします。(例えば、仕事用は5GHz、プライベート用は2.4GHz)
10. 温度計・湿度計
快適な温度、湿度を保てるように、温度計・湿度計を目の届く位置に置き、現状を把握しましょう。余計な機能が付いておらず、視認性が良いものを選ぶのが良いです。我が家では、Thermoproの温度計・湿度計を購入しました。
11. 空調設備
快適な温度を保つために、エアコンは必ず設置しましょう。冷房・暖房・除湿の基本機能が付いているものが良いでしょう。エアコンの選び方は、以下の記事を参照ください。
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また、冬場は乾燥がひどいので、加湿器を設置しましょう。加湿器の選び方は以下の記事を参照ください。
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3. まとめ
- テレワークは、ICTを活用した、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方のこと。
- 厚生労働省が自宅等でテレワークを行う際の作業環境整備のポイントをまとめている。
- 自宅のテレワーク環境で最低限必要なものは以下。
・インターネット環境(光回線)
・パソコン(十分なスペックが必要)
・Web会議に必要な機器 - 快適なテレワークに必要なおすすめアイテムは以下。
・ワークデスク :コクヨ スタンジットダブル
・椅子 :オカムラ シルフィー
・サブモニター :DELL 23.8インチ
・モニター台 :ヤマソロ モニタースタンド
・ライト :山田照明 Z-Light
・ケーブルトレイ:Garage
・ケーブルホルダ:Anker
・ヘッドホン :SONY WH-XB910N BZ
・ルーター :NEC WX3600HP
・温度計/湿度計:ThermPro TP49
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