本格的なムケッカ(Moqueca)を食べたいと悩んでいませんか?
ブラジルの魚介料理であるムケッカは私の一番の好物で、サンパウロに住んでいた頃は月1回以上食べていました。日本に戻った後もムケッカの味が恋しくなり、いくつものブラジル料理店を巡りましたが、現地と同じレベルで提供してくれるお店は見つかりませんでした。どうしても我慢できなくなったので、自宅で本格的なムケッカを作ろうと決意し、レシピをゲットすることにしました。
この記事では、ブラジルサンパウロのブラジル料理店シェフから習ったムケッカのレシピを紹介しています。レシピ通りに自分で作ってみたところ、現地で食べていたものとほぼ同じ味を再現できました!
現地の味を知らない妻と子供も大好物になったので、初めて食べる人にも美味しいと感じていただけるレシピだと思います。
普段料理を作らない私でも簡単に作れるので、少しでも興味のある方は、是非一度試してみてはいかがでしょうか。
材料は普通のスーパーで手に入るものが殆どですが、ムケッカ・バイアーナに必要なデンデ油だけは取り扱いがないので、インターネット等で早めに入手しましょう。日本で入手できるデンデ油のおすすめは、以下の「カロチーノプレミアム」です!
1. ムケッカとは?
日本でよく知られているブラジル料理と言えば、肉料理の「シュラスコ」、チーズ風味のもちもちしたパンである「ポンデケージョ」、豆料理の「フェイジョアーダ」などがあります。いずれもとても美味しいのですが、食材の宝庫であり様々な食文化が融合しているブラジルには、他にも魅力的な料理がたくさんあります。
その中でも、魚介のシチューである「ムケッカ(Moqueca)」は、私の人生で最高の食べ物です!
ムケッカには、以下の2種類があります。
- バイーア州発祥のムケッカ・バイアーナ(ココナッツミルクとトマトがベース)
- エスピリトサント州発祥のムケッカ・カピシャーバ(魚の出汁がベース)
いずれもブラジル家庭料理として定番で、ご飯との相性も抜群なのですが、私のおすすめは断然「ムケッカ・バイアーナ」です!サンパウロ在住中、多くの日本人をムケッカ・バイアーナの有名店に連れていきましたが、皆さん大絶賛していたので、味は間違いないと確信しています!
以降では、ムケッカ・バイアーナのレシピを紹介します。
2. ムケッカ・バイアーナのレシピ
ここでは、ブラジルサンパウロのブラジル料理店シェフから習った、ムケッカ・バイアーナ(Moqueca Baiana)のレシピを解説します。
材料(4人分)
4人分の材料は以下の通りです。
材料 | 分量 | 補足 |
白身魚(タラ) | 300g | シーフードミックスでも代用可。 エビ・イカ・ムール貝もおすすめ。 |
ピーマン | 1個 | |
パプリカ(赤) | 1個 | |
パプリカ(黄) | 1個 | |
玉ねぎ(大) | 1個 | |
トマト | 2個 | トマト缶でも代用可。 |
ココナッツミルク | 400ml | |
にんにく | 2片 | にんにくチューブでも代用可。 5~10㎝程度がおすすめ。 |
パクチー | 少々 | お好みで追加 |
デンデ油 | 45g | |
オリーブオイル | 60g | |
塩コショウ | 適量 |
作り方
- 玉ねぎ、ピーマン、パプリカ、トマトをみじん切りにする
- 鍋を火にかけ、オリーブオイルをしっかり熱する
- 玉ねぎ、にんにくを加えて炒める
- ピーマン、パプリカ、トマトを加え、中火で5分炒める
- 魚介に塩コショウを付け、炒めた野菜にのせる
- ココナッツミルクとデンデ油を加える
- 蓋をして10分煮込む
- お好みでパクチーをのせて完成
最大のポイントは塩加減です。失敗しないためには、薄味で作っておき、食卓に塩を置いて、好みに合わせて都度追加する方法がおすすめです。
パクチーは、鍋に入れても入れなくてもOKです。パクチーはクセが強く、好みが別れるので、我が家では食卓に置いて、自分の好みに合わせてお皿にのせるスタイルにしています。
3. まとめ
- 「ムケッカ(Moqueca)」はブラジルの魚介シチュー
- バイーア州発祥のムケッカ・バイアーナ(ココナッツミルクとトマトがベース)がおすすめ
- デンデ油はスーパーの取り扱いがないので、ネット等で早めに入手しよう
- サンパウロのシェフから習ったムケッカ・バイアーナのレシピを紹介
- 塩加減が最大のポイント
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