壁の空きスペースに収納棚が欲しいけど、良い方法が見つからなくて困っていませんか?
既製品で自分の部屋に合うものは見つからず、インターネット上で公開されているDIYの様々なアイデアは、壁の構造や耐荷重によっては取り付け出来ないものが多いので、最適な解決策が見つからずに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
この記事では、インターネットやホームセンターで様々な情報を収集し、苦労した末にたどり着いたて実際に我が家に導入した、『簡単DIYで可動棚を作る方法』を紹介します!この方法では、以下の要件を全て満たすことができます!
- 棚を浮かせて設置!(棚下の空間も有効活用!)
- 壁に穴を開けたくない!(賃貸でもOK)
- 棚板のサイズは自由!(奥行30cm以上可!)
- 重いものを載せられる!(20kg程度は余裕)
- 棚の数や高さを自由に変えられる!
具体的には、ディアウォールと2×4材で2本の柱を作り、チャンネルサポートと棚板を取り付けて、可動棚を設置するという方法です。
我が家では、仕事用のデスクの上の空きスペースに、2段の可動棚を作りました。(下写真参照)
この方法なら、壁面に棚を浮かせて設置できるので、狭い部屋でも広く使えます! 壁に穴をあけないので、賃貸物件でも問題ありません!棚のサイズは自由に決めることができ、大きいものや重いものも載せることができます!設置後に棚の数や高さを変えることができるので、生活スタイルの変化にも対応できます! DIY超初心者の私が簡単に作れたので、誰でもやれば確実にできますよ!!
自由に棚を作って収納スペースを増やし、快適な空間を手に入れましょう!!
必要な材料はこの記事に載せているので、ぜひ参考にしてください!!
収納棚も含め、自宅で快適な仕事環境全般を整備したい場合は、以下の記事を参照ください!!
自宅で理想の仕事環境を整備!快適なテレワークに必要なおすすめアイテム!はこちら
可動棚作りに必要な材料
ここでは、可動棚作りに必要な材料を解説します。
1. ディアウォール
ディアウォールとは、2×4(ツーバイフォー)という規格の木材を使って、壁に傷をつけずに簡単に柱を設置できる便利アイテムです。2×4材の上下にディアウォールを取り付け、突っ張り棒の要領で設置するので、設置も撤去も楽チンです!
通常のディアウォールでも良いですが、同じ機能を持ちつつ、形状がシンプルで見た目がおしゃれな、ディアウォールSがおすすめです!
ディアウォールと似たアイテムに、ラブリコというものもあります。ディアウォールがばねの力だけで突っ張るのに対して、ラブリコはバネとネジの力で突っ張ります。どちらも機能的な差は殆どありませんが、ラブリコは調節ネジを定期的に確認する必要があります(週1回程度が推奨)。定期的なメンテナンスに自信がない方(私もその一人)は、絶対にディアウォールがおすすめです!
2. 2×4材
2×4(ツーバイフォー)材とは、断面が38mm×89mmに統一された木材であり、安価で加工がし易いため、DIYで愛用されています。柱に必要な長さを計算し(後述)、必要な本数の2×4材を入手しましょう。
私は塗装済みのツーバイ材を購入しましたが、未塗装の木材を購入して、自分で好きな色に塗装するのも楽しいですよ!
3. チャンネルサポート(棚柱と棚受け)
チャンネルサポートは、可動棚を設置するために使用するパーツであり、『棚柱(ガチャ柱)』と『棚受け(ブラケット)』で構成されます。①棚柱を2×4材に付け、②棚受けを棚柱に付け、③棚板を棚受けにのせる ことにより、可動棚が完成します。
棚柱は、複数の穴があいており、穴がある位置に自由に棚の高さを調整できます。60cm/90cm/120cmなどの製品が用意されているので、必要な長さの棚柱を選びましょう!
私はデスクの上に2段か3段の可動棚が欲しかったので、後からレイアウトの変更が柔軟に出来るように、少し長めの90cmの棚柱を購入しました。
棚受け(ブラケット)の長さは、可動棚の棚板のサイズを基準に決めましょう。棚の強度を保つためには、棚板の奥行きの3分の2以上の長さは必要です!
私の場合は、35cmの奥行きの棚板が欲しかったので、長さ30cmの棚受けを購入しました。
チャンネルサポート選びの注意点として、棚柱と棚受けのメーカーは統一しましょう!理由は、メーカーが異なると、サイズが合わずに入らない、固定されずに落ちるといった問題が生じるためです。チャンネルサポートは各社様々な製品を販売していますが、業界最大手で見た目も品質も優れた『ロイヤル』社製を選べば間違いありません!
4. 棚板
棚板はホームセンターで手に入りますが、IPC DIY Lab.ならネットで簡単に注文でき、無料で好きな大きさにカットしてくれるのでおすすめです!必要な大きさ・色・枚数を決めて購入しましょう!
私の場合は、以下の仕様の棚板を2枚購入しました。
厚 さ | 18mm |
奥行き | 350mm |
長 さ | 900mm |
素 材 | パイン集成材(ホワイト塗装済み) |
DIYで可動棚を作る!
ここでは、おすすめの簡単DIYで可動棚を作る手順を解説します。前章で解説した材料以外に用意するものは、プラスドライバー(手動でOK)とメジャーだけで、特別な工具は一切不要です!
1. 2×4材の長さを計算
柱に利用する2×4材の長さを計算するため、床から天井までの高さを測ります。床から天井までの高さから、ディアウォールの厚みである45mmを引いた長さの2×4材を2本用意しましょう。
私の場合は、下がり天井の部分に設置したかったので、以下のように左右で異なる長さの2×4材を1つずつ購入しました。
床から天井まで の高さ(mm) | ディアウォールの 厚み45mmを引く | 実際に購入すべき 2×4材(mm) | |
左 | 2355 | 2355-45=2310 | 2310 |
右 | 2191 | 2191-45=2146 | 2146 |
実際に、この長さの2×4材にディアウォールを付けて設置したところ、突っ張りが少し不十分でした。ディアウォールに同梱されていた調整用樹脂製板(約2mm)を2枚使えばちょうどよい突っ張り具合になったので、2×4材はこの計算よりも少し長めにしても良いかもしれません。ディアウォールの厚みを45mmではなく、40mmとみなして計算した方が良いという意見も多いので、好みに合わせて2×4材の長さを決めましょう。
2. 必要な材料を手配する
可動棚を作るために必要な材料を手配しましょう。
2段の可動棚を設置する場合の必要な材料と個数は以下の通りです。
材料 | Qty | 補足 |
2×4(ツーバイフォー)材 | 2 | 柱の数必要 |
ディアウォール 【上下セット】 | 2 | 柱と同数 |
チャンネルサポート (棚柱) | 2 | 1つの柱に複数の棚柱を 付ける場合は追加が必要 |
チャンネルサポート (棚受け)【左右セット】 | 2 | 可動棚の段の数だけ必要 (3段の場合は3個) |
棚板 | 2 | 可動棚の段の数だけ必要 (3段の場合は3枚) |
棚受けや棚板を注文するタイミングで、可動棚の横幅と奥行きは決めておく必要があります。
私の場合は、可動棚の横幅は900mm、奥行きは350mmにしました。
3. 柱を作る
材料が届いたら、早速可動棚を作りましょう。
最初に、柱用の2×4材に、チャンネルサポートの取り付け位置をマーキングすることをおすすめします!チャンネルサポートの位置(高さ)が左右で異なると、棚板が傾いてしまうので、慎重に計測してマーキングしてください!
マーキングが完了したら、柱用の2×4材にディアウォールを取り付けます。ディアウォールの上パッド(スプリング内臓)を2×4材の天井側に、下パッドを床側にかぶせます。天井側奥に押し付けて内臓スプリングを縮め、そのまま床側を押して柱を垂直に立てれば完成です!
設置したい棚板の幅にあわせて、2本の柱を適切な位置に設置しましょう。突っ張りが不十分な場合には、ディアウォールに同梱されている調整用樹脂製板(約2mm)を使いましょう!
4. チャンネルサポート(棚柱)を付ける
2×4材に事前にマーキングした位置に、チャンネルサポート(棚柱)を取り付けましょう。プラスドライバーを使って、チャンネルサポートに同梱されているねじを取り付けます。
チャンネルサポートは棚板の土台になるので、位置がズレないように注意して取り付けましょう。
5. チャンネルサポート(棚受け)を付ける
チャンネルサポート(棚柱)に棚受け(ブラケット)を取り付けます。チャンネルサポートの穴の部分に、棚受けをしっかりはめ込みましょう。
6. 棚板を付けて完成!
棚受けに棚板を載せます。設置位置が決まったら、下からねじで固定して完成です!!
我が家では仕事環境で使えるスペースは横幅1m、奥行き1.2mのみだったので、このスペースに可動棚もおさまる様に設置しました。
可動棚を設置したおかげで、プリンタやWifiルータ、パソコン周辺機器や書類などの大小様々なものが置ける、十分な収納スペースを確保できました!
最終的にはこの可動棚の下に、昇降デスクやワーキングチェア等のアイテムを揃え、私の理想の仕事環境が完成しました!!(下写真参照)
因みに、この記事で紹介した可動棚は、昇降デスクとの相性が抜群です!!可動棚だけでなく、仕事環境全般を整備したい場合は、是非以下の記事を一読ください!!
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まとめ
- ディアウォールと2×4材で2本の柱を作り、そこにチャンネルサポートと棚板で可動棚を作るという簡単DIYを紹介。以下の要件を全て満たせるのでおすすめ!
・棚を浮かせて設置!
・壁に穴を開けたくない!(賃貸でもOK)
・棚板のサイズは自由!
・重いものを載せられる!
・棚の数や高さを自由に変えられる!
この記事で紹介した材料を纏めます。
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